コメディ・ギャグ

「ドントクライ、ガール」のあらすじと感想~ギャグ全開のヤマシタワールドがここに!

この作品について

どちらかといえばシリアス寄りの話が多いヤマシタトモコ先生の作品ですが、こちらの作品は最初から最後までギャグです。
一応恋愛ものの括りに入るのかな?というくらいの、薄い恋模様が描かれています。
作者もあとがきに書いていますが、「孤独な少女と中年男性の組み合わせ」が好きな方にはオススメだと思います。

また、この作品は1話完結で、「3322」という短編作品も同時収録されています。
3322も孤独な少女が主役のお話ですが、「ドントクライ、ガール」とは異なり、シリアス系の作品です。
ヤマシタトモコ作品が好きな人には、シリアスもギャグも楽しめて、ちょっとお得感ありそうですね。

あらすじと感想

『ドントクライ、ガール』
主人公の女子高生たえ子(17歳)は、どうしようもない両親のせいで升田(イケメンの31歳)という男性の家に居候することになります。
家を訪ねてみると、全裸の升田に出迎えられるたえ子。
たえ子は升田が「裸族」であることにツッコミを入れますが、升田は「フク?」と着衣の概念を捨てている様子。
室内では升田の工夫により一応共同生活は問題なく?進んでいくのですが…。
升田の友人でパティシエの陣内や、たえ子の友人らも登場し、次第に二人の関係は不思議な形で進展していきます。

『3322』
主人公の哉子(かなこ)は、学校に行かなくなり、父の知り合いという千代子(ちよこ)と、瑤子(ようこ)の家に夏休みの間預けられることになります。二人との暮らしのなかで、哉子は自分のなかにある様々な気持ちに目を向けていきます。

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ヤマシタトモコ作品のギャグが好きな人にはたまらない快作です!
物語のスタートが升田との出会いの場面なのですが、彼はなぜか既に全裸なのです。
そしてそれを見たたえ子が動揺しながらも冷静にツッコミを入れるという、ぶっ飛んだスタートにがっつりと心を掴まれてしまいました。

特に好きなシーンは、たえ子と友人との掛け合いです。
女子だけでいる時のテンションと、男性(イケメン)のいる時のテンションの違いがとてもリアルに描かれています。
このテンションに覚えのある女性は多いのではないでしょうか!?

女子高生にちょっと夢をみている風の升田(31歳)と、リアルな女子高生の姿という対比には本当に笑ってしまいます。
たえ子が単に苦労屋の女子高生というわけではなく、たくましく生きてきたんだなというのが分かるところがまた良いです。
全裸の男性と女子高生の同居生活という設定ながら、まったくエロチックさがないところ、それでいてギャグ全開という愉快な作品です。

後半の「3322」の方は、うって変わってシリアス全開です。
読んだ後にスーッとテンションが下がると言いますか、落ち着いた気持ちになる作品です。哉子の感じていることって思春期のモヤモヤだよね、と一言で片づけられないよなぁと思いつつ、自分が高校生のときはどうしてたっけなぁ?と感慨深い気持ちになりました。
前作のギャグ感は全くないのですが、こちらもヤマシタトモコ作品らしいシリアスさだと思います。

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この作品の5段階評価

絵の上手さ    ★★★
ストーリー展開  ★★★★
盛り上がり度   ★★★★★
インパクト    ★★★★★
総合おススメ度  ★★★★