ヒューマンドラマ

「バラ色の聖戦」のあらすじと感想~ごく普通の主婦のシンデレラストーリー!

この作品について

この作品は、かつてモデルだった主婦が、自分の可能性を諦めることなく、社会の一員として輝ける場所を見つけて、新しい扉を開き駆け上がっていくサクセスストーリーです。

吹石一恵さん主演で、2011年にドラマ化されました。なお、ドラマのタイトルは『バラ色の聖戦 30歳2児の母、モデルになる。』でした。
作者:こやまゆかり

あらすじとネタバレ

主人公は、主婦として日々奮闘する三木真琴、30歳。
結婚前はモデルとして活躍していました。

結婚後7年が経ち、体形や身だしなみにも気を遣えず、内心むなしいと思いつつも日々に追われていたところに夫の浮気が発覚します。

その上、浮気相手の仲人を上司から頼まれていると言われ、拒否出来ない状況に追い込まれます。
夫の浮気相手の晴れ舞台で脇役として歩くなんて、これからの人生も脇役のまま歩いていくのか、嫌だ!と強く思った時、真琴の運命の扉が開きます。

妻としてのプライドを胸に、背筋を伸ばして凛とした表情で花嫁の手を引く真琴に、カメラマンである夫の後輩は夢中でシャッターを切ります。

「あなた変わりますよ!」とかけられた言葉に、そんな訳がないと思う真琴ですが、出来上がった写真に、自分でもハッとする表情を見出します。

そんな時、ふと手にとった雑誌でダイエット企画を知ります。
プロの手で本格的に生まれ変わらせます!という言葉に惹かれ、読者モデルに応募したことをきっかけに、真琴はトップモデルへの道を歩んでいくことになります。

kanako☆の感想

この作品は、共感できるセリフや美の豆知識も多く、読んでいて自分も頑張ろうという気持ちが湧いてきます。
このままでいいのかと焦り、自分の道を模索し生きがいを探す、多くの女性に共通する悩みだと思いました。

しかし夫の敦司は真琴が輝くことに反発し、頑なに押さえつけようとします。
母親として主婦として…と言われると確かに、と思う面もありますが、この人の場合実は単に妻が外の世界で輝いていることが気に入らないということが、セリフの端々から伝わってくるので読んでいて不快感が募ります。

夫への依存を断ち、自立して生きていくためにも真琴はモデルとして邁進します。
最初はモデルとしての歩き方すらわからなかった真琴が、コンプレックスだった背の高さを武器に颯爽と歩き、衣装を表現する力を身に付けていきます。

目的のためには手段を選ばないライバル、紗良から執拗な妨害を受けますが、逆境に置かれるたびに力を発揮する真琴の爽快感がステキですね!

有名デザイナーの世界観も変えてしまうほどの表現力で、舞台を圧倒するシーンは圧巻!

優しい夫を捨てスポンサーと結婚した紗良も、男の力だけで仕事を取っているわけではなく、モデルの仕事に命を懸けていて実力を磨いていきます。
その裏には体裁だけを気にし、出来の良い姉たちと差別してきた母親に認められたいという思いが。

また、紗良は依存している母親と決別できるのかも気になります。
私は紗良を嫌いにはなれないので最初に真琴と会った頃のように、純粋に良いライバルになれるといいなと思いました。

いつも温かく見守り、モデルとして大切なことをそっと気付かせてくれるカメラマン浅野という存在もあり、夫とは別々の道を歩むことになるのか、真琴がこれからモデルとしてどう魅せてくれるのか楽しみです!

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この作品の5段階評価

絵の上手さ    ★★★
ストーリー展開  ★★★★★
盛り上がり度   ★★★★★
メッセージ性   ★★★
総合おススメ度  ★★★★