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「添加物まみれの母性」のあらすじと感想~この残酷な鬼嫁・鬼母を見よ!

この作品について

「女たちのサスペンス」シリーズで女たちの心の影と闇を取り上げ続ける、社会派漫画家・河東ますみ先生の話題作です。全部で3つの作品を含む短編集で、この作品が表題作となっています。
マイホーム欲しさに、夫と子供に常軌を逸した節約(ただし自分には逃げ道があるという…)を強いる主人公の主婦・亜衣のおぞましい物語です。

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あらすじと感想

主人公・亜衣の母親は小さい頃に出て行ってしまったため、亜衣は家族というものに憧れていた……のは良いのですが、面倒臭がりだったために大学進学も就職も嫌になり、家庭教師に来ていた年上の男子学生を挑発して肉体関係を結び、『永久就職』してしまった、という曲者ぶりを発揮しています。そしてその『家族』も一軒家と可愛い『女の子』の赤ちゃん付きという、歪んだ願望を持つのでした。

亜衣はかなりの癇癪持ちで、かなり強引な形で相手の要求を潰していくのですが、その結果、大学を中退して働く羽目になった主人公の夫・亮は、過度の節約を強いられて満足な食事すら許されなくなり、どんどん心身共に弱っていきます。
また、生まれた子どもも亜衣が望んだ女の子ではなく男の子だったため、その子も酷い目に合わされるという、自己中心的な主人公の異常な行動と、犠牲になる家族の悲劇的なストーリーが展開されて行きます。

結末は予想通り、亜衣は報いを受けることとなるのですが……正直、「もっと酷い目に遭っても良かったのでは?」と思うような結末でした。
亜衣に振り回され、犠牲になった人々のことを思うと、ちょっとモヤモヤしたものが残ります。もっとスカッとした結末を望む方には向かないかもしれませんね。

表題作の『添加物まみれの母性』以外には、色々な意味合いで超過保護な親に育てられた女性・千香がいきなり人を殺めてしまった後、真実を知ってしまったが故にあまりにも悲惨といえる結婚までのストーリーを描いた『家族という名の檻』、新婚旅行を目前にDVにあっていた女性を助けた直後、勝手に新婚旅行がキャンセルされていたり、明らかに堅気ではない人達が借金の取立てに来たり、旦那と離婚したことにされていたりと様々な苦難に直面する羽目になる女性・直美を描いた『みんな誰かを妬んでる』が収録されています。

河東ますみ先生の作品の特徴とも言えますが、2番目の作品以外は「ひどい悪女が出てくる・女の嫌な部分が強調された悪役として描かれる」というパターンなので、心して読んでくださいね。

短編集なので少し物足りないと感じる部分もありますが、色々な意味で人の怖さを感じさせられる話が集まっていて飽きさせません。河東ワールドにどっぷりとハマってみませんか?

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この作品の5段階評価

絵の上手さ    ★★★★
ストーリー展開  ★★★
衝撃度      ★★★★★
残酷度      ★★★★★
総合おススメ度  ★★★