ヒューマンドラマ

「透明なゆりかご」のあらすじと感想~涙腺全開の感動ストーリー!

この作品について

この漫画は、正直お世辞にも絵は上手いとは言えません。
ですが、そんなことは気にならないくらい良い作品です。
命の大切さを改めて実感し、とても泣ける作品となっています。
昨年、NHKドラマ10で放映され、平成30年(第73回)文化庁芸術祭の「テレビ・ドラマ部門」の大賞に選ばれた話題作の原作です。
主人公の青田アオイを演じた清原果耶さん、由比産婦人科の院長・由比朋寛役の瀬戸康史さんの熱演が印象的でした。
作者:沖田✕華(おきたばっか)

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あらすじと感想

ストーリーは1997年の時代を舞台にしています。

主人公・✕華は高校生時代准看護師を目指して勉強していました。
そんな時母親が見つけてきた産婦人科のアルバイトの求人に応募することになり、見習いとして働くことになったのです。

まだ見習いなので注射等の医療行為はさせてもらえず、簡単な介助と雑用が主な主人公の仕事でした。働いてから知ったことは、日本の死亡原因の第1位は、ガンではなく、実際はアウス(人工妊娠中絶)だと言うことです。

主人公の大事な仕事の一つで、命だったカケラを集める仕事がありました。
アウスの処置後に、お腹の中にいた小さい赤ちゃんはトレーにいれられます。まだ人間の形はしていないのですが、それを一つひとつビンに集めて、業者の人に手渡し、人知れず火葬してもらうのです。
アルバイト3日目にして、主人公はアウスのあまりの多さに驚きます。

主人公は命だったカケラを集めている時、せめて次は望まれて生まれてきますようにと願いを込めて、子守唄を歌いながら仕事をしています。

そのシーンが毎回とても印象深く、胸に響いてきます。

産婦人科でバイトする中で、主人公は色々な人と出会います。
産婦人科は出産、中絶する人だけでなく、様々な婦人系の病気をかかえている人がいます。

出産にしても本当に人の数ほどみんな出産は違って、毎回お母さんは命がけで赤ちゃんを産んでいることが良くわかりました。

さらに、生まれてくる赤ちゃんも、一生懸命生きています。
未熟児で生まれてきた赤ちゃんを受け入れることができず、一度も見にこない母親がいましたが、赤ちゃんは小さい体で本当に一生懸命生きようと頑張っています。

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また、私がとても感動した話は、中学生の女の子が妊娠した話です。

中学生の娘は、子供を産みたいと両親に訴えます。
娘の彼氏とは連絡が途絶え、父親は無理矢理にでも中絶させようとします。
最初は泣き崩れていた母親ですが、ある時から決心し、娘に赤ちゃんを産んでもいいと伝え、懸命に娘を支えました。

それが原因で父親とは不仲になってしまいましたが、母親は強い意志で娘の味方になりました。その甲斐あって、娘は元気な赤ちゃんを生みます。
父親も赤ちゃんの顔を見たら、考えを改めました。

ですがその直後、母親が突然倒れ、還らぬ人となってしまうのです…。
娘は生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて途方に暮れますが、母親が昔から言い聞かせていた「一生懸命勉強をして、いい大学を出てから結婚しなさい」という言葉を思い出し、子育てを父親と協力して頑張って勉強をし、大学を出て、働きながら子供を育てます。

母親の深い愛情に感動しましたし、娘も母親の教えを胸に本当によく頑張りました。
感動して泣けるだけでなく、性に対して色々と考えさせられる作品として、今でも私の心に深く残っています。

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この作品の5段階評価

絵の上手さ    ★
ストーリー展開  ★★★★
盛り上がり度   ★★★★
泣ける度     ★★★★★
総合おススメ度  ★★★★★