「いっそ声がなかったら」のあらすじと全巻を無料で読む方法

この作品について

「クールなエリート会社員×吃音に悩む引っ込み思案な少年」

薬や手術で簡単に治すことの出来ない“吃音”という難しいテーマを取り扱っていて、決して明るく楽しい一冊ではないのですが、悲壮感溢れるストーリーでもありません。

人嫌いで、必要最低限のコミュニケーション以外取ろうとしない、攻め。
感受性豊かで話すことも大好きだけど、吃音なので極力言葉を発さずに生活している、受け。

人となりも、言葉に関しても対称にある2人。

この出会いは、お互いにとって良い方向に作用します。

相手のことを思いやる気持ちによって、二人の人間がともに成長していくヒューマンラブストーリー仕立てとなっていて、単純なBL漫画とは一風違った、人の優しさを感じられます。

読んだあとには、ひとことで言い表せない、あたたかいものが胸に広がるはず。

奥が深く、愛に溢れた作品です。

あらすじとみどころ

受け・六瀬 瑠莉は、とあるビル清掃のアルバイトをしています。

吃音でスムーズに言葉が出てこないので、極力言葉を発さずに生活したい瑠莉にとって、人と話さずに済むこの仕事は天職でした。

 

ある日、瑠莉は落とし物のUSBを手に、固まっていました。

受付の人に渡して「落ちてました」と伝えるだけのことが、どうしても出来ない。
うまく喋れないことで、からかわれ、おかしいと思われることが恐怖だからでした。

その時、固まって立ち尽くす瑠莉の前を、攻め・高科 亨が通りかかります。

高科が電話で「USBが見当たらない!」と言っていたのを耳にして、瑠莉は、咄嗟に高科の袖を引き寄せますが、直後にはなんと声を掛けるか悩みます。

高科とはこのビルに入っている企業の社員であり、瑠莉は過去に壇上に立ってプレゼンする姿を目にしたことがあったのです。

その姿は、うまく言葉を紡げない瑠莉にとっては眩しく、以来ずっと憧れ続けていた相手でした。

じろりと鋭い視線を向けられた刹那、瑠莉は泣きそうになります。

そっとUSBを差し出し、落ちていたことはなんとか伝えることが出来ましたが、たくさん吃ってしまいました。

恥ずかしさと、高科から気持ち悪いと思われただろうことが悲しくて、走って逃げ出します。

そして一人きりになったところで、大粒の涙が溢れ落ちました。

 

数日の間を置いて、とある雨の日、瑠莉は終電を逃してしまいました。

そこへ、残業をしていた高科が出てきます。

瑠莉は水たまりの水を跳ねさせて、高科のスーツを濡らしてしまいます。

瑠莉は謝り、帰れなくて困っていることを伝えたところ、高科の家で雨宿りをさせてもらう展開に。

ぽつぽつと二人は言葉を交わしますが、瑠莉はずっと吃りっぱなしです。

でも、高科は苛立った様子を見せず、吃音に触れることもありません。

気にならないの?、と問いかける瑠莉に向かって、そこまで気にならない、と返す高科。

「無駄な言葉や回りくどい言い回しをする人が苦手なので、言葉を選んで話す方が好ましいと思います。それに、言葉の意味は伝わっていますよ。」

瑠莉がずっと憧れていた高科は、中身もとても素敵な人でした。

だけど、同僚たちの噂によると、高科は感じの悪い人らしく…?

 

・・・この続きはぜひ本編で読んでみてください。
ネタバレになるので書き切れなかったストーリーや過激な描写も、じっくり読むと最高です♪

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感想

私は、この漫画の内容を一切知らずに購入しました。

意味深なタイトルと綺麗な表紙に惹かれての衝動買いで、正直に言うと、最初の30ページくらいまでは、退屈な話だな、外したかなー、と思っていました。

しかし、あらすじにも書いた雨の日の二人の再会、高科の家での出来事。

何度も吃りながら必死に話をする瑠莉のかわいさと、その話を気長に聞いてきちんと返事をする高科の優しさに、胸を撃ち抜かれました!

高科の家で立ち尽くす瑠莉は、頭の中にピラミッドを描くんですね。

ヒエラルキーの最上位が高科さん、次に高科さんの鞄、その次に高科さんのラグ、そして最下部に瑠莉。
ということで、瑠莉は部屋の隅っこに正座しました。

その姿はまさに小動物、座敷わらし。

こんなに素敵でお似合いなカップルありなのか!こいつらくっつくのか!!と興奮しまくり、夢中になって読み進んだ私。

 

瑠莉のコンプレックスは、人を前にしてスムーズに言葉が出てこないこと。

でも、素直で感受性豊かで、思いやりのある子です。

高科は頭の回転が早く、管理職を務めるエリートでありながら、無口なタイプで雑談にもほとんど応じない冷めた人物です。

二人の良いところと不得意なところは、まるで真逆なんですね。

二人ともに、これまでは不得意なところを自覚していながらそのままに、折り合いをつけて生きてきていました。

だけど、二人は出会ったことで、それぞれが少しずつ変わっていくんです。

瑠莉は、高科が悪く言われたときに、高科をかばいたい一心で、一生懸命言葉を紡ぎます。

高科は、自分のせいで瑠莉が責められたとき、他人に対して頭を下げます。

瑠莉は高科に、高科は瑠莉に出会えて、本当に良かった!
心からそう思わせてくれる、ストーリー性抜群の作品でした。

そして、しっかりがっちり気持ちが通じ合ってからのお約束の行為は、本当に愛に溢れていて、エロさというより切なささえ感じられます!

この作品の5段階評価
絵のうまさ      ★★★
ストーリー展開    ★★★★★
盛り上がり度     ★★★★★
切なさ度       ★★★★
総合オススメ度    ★★★★★

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