ヒューマンドラマ

「ハネモノ」を無料で読む方法!作品のネタバレと感想

この作品について

この漫画は、辛い離婚と死別を経験した大人の男女が、出会いから少しずつ絆を深めていく物語です。
女も男も30歳を超えると次第に体力が落ちてくるので、若さを理由にした冒険もできなくなっていきます。

それなりに長く生きてきたぶん、辛い過去や事情も抱えているので、若い人のように勢いで進むことはできなくなってしまいます。
過去を背負った大人の男女は幸せになれるのか。
そんなことを考えさせられる漫画です。

作者は、大人の男女を描くことが上手な、大林あきらさんです。

あらすじと感想

この物語の主人公、中原千絵は30歳。
病気で子宮を摘出しており、それが原因で夫に浮気をされ離婚しています。

離婚になったのは自分が欠陥品だから─そんなふうに思ってしまう千絵。
「私、妊娠しないから避妊しなくていいよ」と口にしながら、いろんな男と関係をもちます。
しかし千絵の心は少しも満たされません。

ある日街中で一枚の絵に出会います。
その絵の美しさに心を奪われ立ち尽くす千絵。
過去の辛い経験を思い出して涙を流す彼女のところへ、絵の作者である榊静という男性が現れます。

榊は泣いている彼女をあえて刺激せず、「良ければ中へどうぞ」と優しく誘うのです。
榊の絵を見て田舎を思い出し感動した千絵は、誘われるまま榊の絵画教室に通うことになります。

絵を描きながら、千絵は穏やかで優しい榊静という男性に少しずつ惹かれていきます。
榊もまた千絵に惹かれていくのが伝わってきます。

しかし千絵が辛い過去を背負っているのと同じように、榊もまた辛い過去を持っていたのでした。
榊は美大で出会った真帆と結婚し、まもなく妊娠。
二人は幸福で満たされますが、妻は出産時のトラブルが原因で母子共に命を落としてしまいます。

それから何度か女性と出会ったり、恋をしたりしてきましたが、死別した妻との過去が忘れられず、42歳になるまでずっと独身のままで過ごしてきました。

共に辛すぎる過去を背負った千絵と榊は、少しずつ距離を縮め、お互いの気持ちを確認します。
しかし二人の心の傷は深く、両想いになっても二人の関係に影響を及ぼします。

妻が死んだのは自分のせいだと思っている榊は、千絵と男女の関係になることができません。

そんな榊を千絵は優しく包み込みます。
榊もまた元夫と再会してしまった千絵の心を思いやり、「辛くても生きていてくれたから僕は君に会えた」と優しく抱き締めるのです。

辛い過去を背負った大人のラブストーリーに胸がしめつけられます。

私はこの作品を、こちらのコミックサイトで「無料試し読み」しました!
※ 検索窓で「ハネモノ」と検索すれば、すぐに読めますよ♪

離婚歴ありの30歳の女性と、妻と死別した42歳の男性の物語というのは、設定だけ見るとかなり悲惨で、読んでいて少し悲しくなります。

でも、それなりの年数を生きていれば誰しも事情がありますよね。
色々なことを思い出しながら読んでいたら、いつのまにか物語の世界に引き込まれていました。

辛い過去があるからこそ、大人だからこそ、好きな人ができても簡単にはいかないということがよくわかります。
千絵も榊もおとなしいタイプ話なので、ときめく台詞や大胆な行動などは少なく、どきどき感は少なめです。

しかし榊の描く絵のような穏やかな恋は、切なくて美しく、読む人の心を癒してくれます。
榊という男性は穏やかで知的、そして包み込むような優しさをもっており、女性から見ても魅力的な男性だと思います。

42歳という年齢相応の描き方をされているのも自然で読みやすいです。
30歳と42歳なら年齢差があるのですが、惹かれていく過程が丁寧なので、読んでいて気になりません。
10歳以上歳下だからと、偉そうな態度を取らない榊の千絵への接し方がとても良いです。

大人だからこそわかる、二人の恋の尊さに切なくなります。
この二人の大人の恋物語を、これからも穏やかに見守っていきたいと思います。

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この作品の5段階評価

絵の上手さ    ★★★★★
ストーリー展開  ★★★★★
盛り上がり度   ★★★
切なさ度     ★★★★
総合おススメ度  ★★★★★